米軍実物　希少ムートンファーB-15D 1950年代 Lightning掲載済

B-15シリーズは誕生以来、数多くの改良点を重ねてきた。その最終到着点となったのがB-15Dである。B-15D最大の特徴はそのカラーにあり、それまでのエアフォースブルーから新規定色のセージグリーンを採用したことである。空軍の誇りを表したエアフォースブルーは視認性や太陽光の熱を吸収し易いなどの諸問題からセージグリーンへの変更を余儀なくされた。 飛行服の誕生以来、シンボライズでもあったムートン襟のボアは、航空機発達による居住性の向上やヘルメットの大型化などからボア襟が排除されたMA-1へと姿を変え、B-15Dはムートン襟のボアが付属する米空軍最後のフライトジャケットとなったのである。 特に支給期間が極端に短いB-15D。史実通りのムートンファーの襟が付いています。 経年変化のため、少し茶色に変色しかけてるところもありますが、これも実物ならではのアジだと思える方に譲りたいと思います。 このような実物ものは、本国アメリカでも余り見られなくなってきました。 ここ数年の値段では大体５００ドルより安く売られることはありません。 似たようなモノが多く見られますが、大きな違いは中綿にあります。 中綿はコットンパイルでずっしりと重く３キロ程あります。コットンパイルとは、綿の生地にウールを刺し込んだもので、キャッチャーミットの中綿に似ています。これの良い点は、化繊綿だけのジャケットと違い何年経っても型崩れしませんし、保温性は抜群です。 年代的には朝鮮戦争の時期なので、腰リブの傷みがこの程度の虫食いで終わっているものは数少ないと思います。 Skyway Clothing社は、Skyline社ほど有名ではありませんが確かに米軍に納入していた会社で、M-51も納入していました。 この商品はクリーニング済みですので、これ以上の虫食いは発生しません。 現在は防虫剤とともに密閉保存しています。 もし興味がありましたら、この機会に。 着丈55、肩幅50、身幅60、袖丈60センチになります。 D1-L